ブログ「わが家の日々」
「小規模多機能居宅介護事業所」のブログ
~「回想法」地域でも実践~山梨日日新聞に掲載されました。
2022-02-09
注目オススメ
明野のわが家では、昔懐かしい道具や映像を見ながら思い出を語り合い、脳や心を活性化して、介護予防や認知症予防を図る「回想法」の活動を5年前より積極的に取り入れています。
2月6日の山梨日日新聞12ページに、明野のわが家が、回想法を北杜市内外に広めている活動の様子を、大きく掲載して頂きました。
事業所内ではもちろんのこと、公民館カフェやオレンジカフェ、北杜市の複数の介護サービス事業所の利用者様向けにボランティアとして出張し、回想法レクを多くの方々に楽しんで頂いております。また法人の地域支援の一環として、市の民生委員、市の介護サービス事業所の職員、地域住民のみならず、北杜高校生や優和福祉専門学校の学生など若い世代にも向けて、認知症高齢者への有効なコミュニケーションの方法として、回想法の効果と実践方法を伝えてまいりました。
少しずつ地道に広がってきている回想法は、高齢者おひとりおひとりを尊び、思いや願い、歴史、大事にしてきたことを、利用者様や家族・職員間で共有することができ、個別ケアに活かす支援につなげています。
多くの効果と可能性を秘めた回想法。ぜひ、学びたい!デイサービスのレクレーションに取り入れたい!高齢者と良好な関係を築きたい!少しでも興味を持った方は、明野のわが家までお気軽にご連絡ください。
明野のわが家登山部、7回目の甘利山登山
2021-10-28
注目
こんにちは!明野のわが家です。今シーズン2回目の甘利山登山は、12月中旬並みの気温(山頂は6℃!)でしたが、冷たく張りつめた空気が、登山や自然が好きだった利用者様方にとっては「山の中に来たって
感じがする!」「少し寒いけど気持ち良いね。」と普段では耳にできない生きた感想を聞くことができました。
毎回恒例の『山で食べるお弁当、温かい味噌汁とドリップコーヒー』は、登山をさらに楽しく演出してくれます。昔、登山をしていた時の思い出を語ってくださり、楽しい時間を共有できました。
ボランティアの方々のご協力があって、明野のわが家始まって以来の、『牽引式車椅子JINRIKI2台で同時に登山』することにもチャレンジし、安全に登山することができました。前回もご尽力頂きました福祉用具貸与事業所きぼうの依田様、今回初参加の福祉用具貸与事業所フロンティアの大坂様、地域包括支援センターの認知症地域支援推進員白川様、本当にありがとうございました。またJINRIKIを1台お貸しして頂いた白倉明様、本当にありがとうございました。
明野のわが家では、登山に限らず、おひとりおひとりの想い・願いを聴き、やりたいことを実現できるよう、スタッフや地域の方々と協働しながら、介護保険サービスの括りのなかで、支援をさせて頂いております。おかげさまで、2年以上常に満員の状態が続き、利用希望者も多く、待機をして頂いている方々には大変ご迷惑をおかけしている状況ではありますが、年を重ねてもやりたいことを続けられる・チャレンジできる「明野のわが家」の仲間になりたい方、大事なご家族を明野のわが家に利用さたいとお考えになっている方は、ぜひ事業所までお問い合わせください。
回想ラヂオに参加しています。
2021-10-14
注目オススメ
明野のわが家は、昔懐かしい道具や映像を見ながら思い出を語り合い、脳や心を活性化して認知症予防を図る「回想法」の活動を積極的に取り入れています。
コロナ禍の今、明野のわが家のみなさんも時代も流れに乗って…実はZoomを使って、オンラインアクティビティに毎月参加・出演しているんですよ♪それが、『回想ラヂオ』です。
毎月第1金曜日午後2時から行われる『回想ラヂオ』は、全国で回想法をおこなっている病院や高齢者施設、各地域で回想法をおこなっているボランティアの方々など、40以上の個人や団体が参加して、懐かしのコンテンツをみんなで視聴しながら回想したり、歌を歌ったりして、頭も心も元気に!楽しめるアクティビティです。
なんと!なぜか?わが家のケアマネジャー横森が、回想ラヂオのDJも担当しているんですよ。「回想法コトハジメ」というコーナーのなかで、9月には「へぼ(地蜂)追い」・「へぼ(蜂の子)ごはんづくり」を紹介し、10月は「栗拾いの思い出」と題して、緑樹会の敷地にある栗の木からたくさん栗を収穫し、みなさんの懐かしの大好きな味「焼き栗」を再現するため、実際に作って食べたところをラヂオのなかで紹介させて頂きました。これを見ていたわが家のみなさんは、大笑いしたり、子供の頃を思い出したり、ご自身が映る写真や映像を誇らしく見つめていたり…。終始盛り上がっていました♪もちろん視聴していた方々も「(へぼを取る様子を見て)初めて見た!」「なつかしいね。昔を思い出した。」等、さまざまな思いを感じて頂けたようでした。
明野のわが家の活動を紹介することは、北杜市の昔から伝わる暮らしや文化を視聴者に発信する役割にもなっているのかなと思っています。また、視聴するみなさんにそれを知ってもらえることは光栄ですし、参加者全員と回想ラヂオから流れる写真・映像を見ながら思い出を共有して、施設間同士と会話・交流したり、DJと視聴者とでリアルタイムで語り合ったり、最後はみんなで合唱したり…画面越しでも大勢の多様な方々と一体感を形成できることは、オンラインの良さであり、コロナ禍でも楽しく笑顔があふれるひとときを過ごすことができます。ぜひ、ご興味のある方、お時間がある方は「回想ラヂオ」!!視聴してみてください。初回のみ無料で楽しめますよ!詳細はチラシまたはNPOシルバー総合研究所のホームページをご確認ください。
~認知症サポーター養成講座について(これまで計21回講座を開催してきました!)~
2021-10-14
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こんにちは!明野のわが家です。明野のわが家には「キャラバンメイト」と言って、認知症サポーター養成講座を開催できる研修を修了したスタッフが4名います。講座を開くことで認知症への理解を深めて頂き、地域全体で認知症を支えられるようにと、H30年より率先して養成講座を行ってきました。明野のわが家のキャラバンメイトが主催した講座はこれまで計21回!594名の認知症サポーターを輩出させて頂きました。来る11月4日も北杜高校総合学科福祉コース2年生を対象に講座を開催予定です。
また、明野のわが家のキャラバンメイトは、北杜市のキャラバンメイトと協働して、一緒に養成講座を創りあげていることも特色です。認知症のかたへの対応について考える「寸劇」をしたり、現場ならではの認知症のかたへの接し方などを小学生、中学生、高校生の若い世代から、地域のお年寄り、民生委員、タクシーの運転手など、対象者ごとに分かりやすく楽しく伝えてきました。
北杜市には、約7700人の認知症サポーターがいますが、「目指せ1万人!」を合言葉に、認知症の方も安心して住みよい町づくりに携わりながら、これからも養成講座を開催していきます!講座を受講したい方、興味のある方は明野のわが家までご連絡下さい。
明野のわが家登山部、通算6回目の甘利山(山梨百名山)登山!
2021-07-16
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~7月16日付の八ヶ岳ジャーナルに掲載して頂きました~
こんにちは!明野のわが家登山部です。長梅雨が続き、ほんのわずかに雨が上がった7月6日、明野のわが家の利用者様3名(要介護2:1名、要介護3:2名)と引率したご家族様2名、わが家のスタッフ2名の他、同法人の姉妹事業所きよさとの家から応援に駆け付けた看護・介護スタッフ2名と、ボランティアとして市内(辺見診療所)から理学療法士、甲府市(福祉用具貸与事業所きぼう)から福祉用具専門相談員、野辺山(有料老人ホーム星のかがやき)から介護福祉士が集まり、総勢12名で甘利山の頂を目指しました。
若い頃夫婦で山登りが趣味だったAさん。今は亡きご主人と一緒に登った鳳凰山は、甘利山のまだ先になりますが、昔の登山の思い出を振り返りながら「車椅子だけど、また山に来れてよかった。」と感慨深い一言が印象的でした。
北杜市の自然に魅せられて明野町に移住したBさん姉妹。「甘利山は10年以上前に登ったけど、80歳を過ぎてまた登れたのは、妹やみなさんのおかげよ。」と満面の笑みに私達も癒されました。
結婚50周年の節目の今年、「年をとってどこにも出かけられないから、奥様を山に連れて行きたい」と言ってきたCさん。ご自身は今年の1月に肋骨骨折と胸椎圧迫骨折の既往がありましたが、甲斐駒ヶ岳をはじめたくさんの山に登頂歴のある奥様のサポートを受けながら、仲睦まじく寄り添う姿を見て、私達も幸せや感動をおすそ分けして頂きました。
『年をとっても、足が不自由になっても、認知症になっても、大好きだった山にまた向かうことができる。』登山に限らず、利用者様それぞれの夢や願いを再生できるよう、明野のわが家はこれからも利用者様の笑顔をたくさん見るために、利用者様に寄り添ってご支援させて頂きます。参加協力してくださったボランティアの方々、本当にありがとうございました。
※1.帯同するボランティアは現地集合・現地解散とし、利用者様の車両には乗車していません。
※2.外出レクの際には、車内が3密状態にならないよう座席の間隔を空け、乗車人数を制限し、十分に換気を行っています。
※3.ソーシャルディスタンスを十分にとり、食事を摂りました。
※4.参加者、引率するご家族様、ボランティアは緑樹会関係者健康管理表(またはそれに準ずる形で2週間前から検温を実施)で、当日までの体調確認を行いました。